「斬新な発想」は思わぬところからやってくる!

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3月も残りわずかになりました。

社会人の方も学生の方も4月から新年度という方も多いと思います。
僕もまた4月から新たな動きが始まります。
おはようございます!

マーケティングコンサルタントの田中みのるです!

先日、4月から始まる僕の新しいコンテンツの資料を、
まとめたり探したりしている時に、
フッと飛び込んできたネットの記事がありました。

確か日経だったと思います。

“水道工事会社が「スーツに見える作業着」でアパレル事業に進出”

という記事です。

この会社は以前からネットやテレビのニュース、
雑誌などいろいろなところで取り上げられていたので
ちょっと前から知っていました。

何度かスタッフとの話題にもなっていましたし。

で、何の気なしに記事を読んでいたのですが、
改めて「ワクワクする」というか「恐ろしい」というか。。。

妙な気分になったんです。

この会社、もともとアパレル事業に進出するつもりで
スーツに見える作業着を作ったわけではないんですよね。
傘下の水道工事会社の作業着を刷新するときに考えた結果
「これ」になったようです。

その後、この作業着を見た大手取引先の企業が
高級マンションの管理人の制服に採用したことがきっかけで
事業化に進んだということです。

スーツに見える作業着
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)

作業着・ユニフォーム刷新のプロジェクトチームは
アパレルのことなど全然わからない「シロウト」だったこと、

「身を守る」「動きやすい」「洗いやすい」
といった機能性、

「地味」「汚い」「格好悪い」といったマイナスイメージの払拭。

など「着用する側」の意見は当然のこと、
その作業服を着た人に接するであろう「相手の目線」(ここでは水道工事に立ち会う主婦)
も考えたこと。

聞いてみれば当たり前のようで、、、
それなら今までこんな発想の作業着・ユニフォームがあったかと言えば無かったわけで、、、

この発想とかアイデアとか視点とかは本当に素晴らしいです。

読んでいる僕がワクワクする。

作業着と言えば昨年ワークマンが凄く売れたというのもありましたね。

ここはもともと作業服を扱う会社でしたが、
ブームの一因を作ったのは、キャンプをする人やサイクリングをする人が
機能性もあるがおしゃれに着こなせる。
なのに激安ということがあったみたいで、
実際に作業服が必要ではない人や女性にもウケたようです。

ワークマンもスタッフとの話題に上がったことがあり
実際に2~3度店舗に行ってみたりもしましたが、
確かに女性の姿が多く見受けられました。

全然違う業界からのユニークな発想・アイデアが大きな話題になり、結果売れる。
全然想定していなかったターゲットが新たな価値を見いだして、結果売れる。

僕がよく口にする

「常識を疑った方がいいですよ!」

という言葉の現実を改めてみせられた気分です。

少し前になりますが、僕もご縁の深い印刷業界も

「ネット通販」という、その頃の常識では
むしろ敵対している業態との組み合わせ「

印刷×ネット通販」でそれまでの常識が覆りました。

想定もしていないもの同士を組み合わせ(編集し)、
新たな価値を創り出して、・・・結果売れる。

常識に凝り固まっていては到底たどり着くことはできない新たな発想。

これをを持たないと、今後企業が伸びていくことは難しいでしょうね。

でも常識を疑うのは本当に難しいんですよねぇ。

だって常識だもの。

疑おうと思っても疑う候補にも挙がってこない。

これ以前もこのブログで書いています。
・・・でも考えなきゃいけません。

斬新な発想は思わぬところからやってきて、
今あなたがやっている仕事を根底から覆すかもしれません。

全然違うところからやってきた全く新しい発想が、
あなたの業界をぶっ潰しちゃうかもしれません。

実際この現象は今の社会ではいろいろなところで起きていることですよね。

怖いといえば怖いですよね。

ではどうするか?

いろいろな人とつながりを持って、コミュニケーションをとること。

同じ会社内、業界内だけじゃなく外の人、
仕事にかかわらず遊びでもいいんです。

外の人との話には考えるためのヒントがたくさんあります。

学ぶこと。

本を読むのも、

映画を見るのも、

アートに触れるのもいいでしょう。

そこにも仕事に活かせる、考えるためのヒントはあるはずです。
もちろんセミナーを受ける、研修を受ける、これもいいでしょう。

堅く考えなくてもいいと思います。

こういったことから

「しっかりと刺激を受けてみる」ことが大切。

よく考えてみれば仕事をして成されることって、
結局人々の生活を良くするためのものです。
当然、普段の何気ない生活の中に仕事に活かせる種はあるはずなんです。

そういった何気ないことから気づくことが、
斬新な、ユニークな発想を生んで大きく仕事に活かせることになる。

だから人の考えやアイデアを

「自分だけの考え」や「業界の今までの常識」

で評価しないことも大切です。

思いついたことが「言える」環境というのも重要になってきますね。

ずいぶん長くなってしまいました。

こんな話しをわかりやすくお伝えするセミナー・研修を
4月からある企業さまで行ないます。

まだまだ話し足りないのですが、
また違う機会に書きますね。

ではでは~!

【今日のポイント】
→ 「新たな気づき」
→ 「常識」を疑う
→ 「学ぶ」機会

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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コメント

  1. 青木 優子 より:

    「感度」が大事かなって思います。
    自分のことに専門的になれる力と、ほかから取り込める力両方兼ね備えないと。

    スーツに見える作業着は、私もラジオで聞いたように思います。
    先日「立ったままに見える椅子」というのを聞きました
    足腰の弱った方向け商品かと思いきや、きっかけは工事現場で立ちっぱなしの方や、長時間の手術をするドクター向けに開発されたそうです。

    いかに自分が、今自分の周りにある世界だけで物事をかんがえているか、ハッとさせられました。

    田中先生のブログは、講義と同じ空気感が漂っていますね
    定期的にチェックしたいです!

    • minoru より:

      青木さま
      ありがとうございます!!!
      おっしゃる通りですね!「感度」大切っす!
      時々「自分の世界」をグッと拡げて、周りの世界に自分から「融合しに行く」
      そんなイメージで物事を見た時、新たな発想として感じられるような・・・
      「考え」が凝り固まらないようにしたいっす!!
      今後ともよろしくお願いします!!!

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