「ヒョー、ショー、ジョー!」ってやってくれていたのは「広報マン」でした。

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和装のアメリカ人が、

「ヒョー、ショー、ジョー!」

って叫び、「大相撲」の千秋楽に
トロフィーを授与する姿、

「記憶」にある人も多いのではないでしょうか?

僕は子供の頃から「見覚え」があります。

あ、TVでです。

「アレ」をやっていたのは、

パンアメリカン航空広報責任者の
「デビッド・ジョーンズ」さんでした。

「千秋楽」の表彰式、目玉の一つになってました。

実は前担当者の退職のタイミングで

「表彰」もなくなろうとしてましたが、
デビッドさんが、「表彰をやめるべきではない」
と会社に進言しました。

継続は決まるも、「言い出しっぺ」のデビッドさんが
表彰式での授与も含め「すべてを引き継ぐ」ことに。。。

 

彼は、

「紋付き袴」の出で立ちで土俵に上がり、

「ヒョー、ショー、ジョー!」と読み上げ、
その千秋楽の姿は、

「名物」となっていきます。

42kgもあるトロフィーの授与も

人の手を借りることなく自分の手で。とこだわりました。

小柄な彼が「力いっぱい」トロフィーを持ち上げる際には

観客から

「よいしょぉ!!」

と、掛け声がかかるようになり、TVの相撲中継でも
「この場面」は丁寧に中継されるようになるのです・・・

(観客の「よいしょぉ!」は横綱の土俵入りなどの際に
『四股』を踏むとき皆でする「かけ声」です。)

実はデビッドさん。

「優勝」が決まった後の観客が、

「終わった、終わった。」

とばかりに表彰式の時間に「退屈」していく様子を見ていて、
せっかくだから「広報」として、
自身の会社の「表彰」の瞬間に「注目」してほしい。

と「このやり方」を考えました。

そして、彼の「初めての表彰担当」の時、

大声を張り上げ、

「ヒョー、ショー、ジョー!」

ってやったわけです。

目論み通り、場内は静まり返り、

彼の「たどたどしい」ニホンゴの表彰の言葉を
「笑いながら」人は注目して聞きました。

なんと彼は「初土俵」から30年間、

「ヒョウショウ」を続けました。

あまりの「名物」っぷりに、

「お笑い」などでも

「ヒョウ、ショウ、ジョー!」

と「たどたどしい抑揚」の
話口は「ネタ」にも使われるように・・・

「本物」を聞いたことはなくても、

「何らかのネタ」として
耳にしたことのある方は多いと思います。

ある種の外国人ニホンゴの
「型」にまでなってますよね。

昨日、国賓として招かれた

「トランプ大統領」

もし、

「ヒョー、ショー、ジョー!!」

ってやってたら、

大相撲ファンを始め、
年配者の「ココロ」わしづかみにしたことでしょう。

オイシイとこ持って行けたのに、

おしかったな~!(笑)

さて、先の「デビッド」さん。

1991年体力の限界も感じ、「引退」を表明します。
どうやら理由は「1人でトロフィーが持てない。」
からだとか・・・

とにかく「愛された」キャラクターでした。

引退表明後の「大阪場所」での最後の言葉は

「みなさん、おおきに。さいなら。」

お見事。

【今日のポイント】
→ 「退屈」と言う現状
→ 「広報」の一環
→ 「注目」と「こだわり」

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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