身近な魅力は「そばにある」と案外気づけないものなんです。
あなたは「郷土料理」って、
すぐに浮かびますか?
僕は「大阪の郷土料理」って言われると、
実はピンときません。。
まさか「たこ焼き」って言うわけにもいきませんし。(^^;)
でも、大阪の多くの家庭には、
「たこ焼き機」(たこ焼き用鉄板)が
あるようですし、
他の土地に比べると「粉モン」を食べる機会は多いと思いますが。。
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昨日、宮城県松島で
「仙台雑煮」という料理をいただきました。
松島湾で捕れる「ハゼの焼き干し」をダシに使ってます。
「焼きハゼ」は、年末になると
数匹ずつワラ縄で束ねたものが市場などで売られるそうです。
すごくコクがあって、お酒が進みました。
また、この立派な「ハゼ」も美味しかったです。
すると、現役の漁師でもある店主は、
「あ~。。それ(ハゼ)食べなくてもいいよ・・・」
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え???
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どうやら「出汁」のタメのものという扱いのようで・・・
いや、美味しかったんですが・・・(^^;)
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「食べ方」も土地によって特徴がありますよね。
一緒にいた仲間は皆、珍しさも相まって、美味しくいただきました。
が、
その場に同席していた、店主の息子さん(19歳)は
「その手のモノは食べ飽きている」らしい感じが
しっかり伝わってきました。(笑)
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そりゃそうですね。
はっきり言って「サカナ」はもういいわ。
って感じでしょう。
マックやケンタ、牛丼をガシガシ食べたい年頃だと思います。(^^)
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「郷土料理」が食べたくなるのは、
「普段食べることが出来なくなる」からなんでしょう。
料理だけでなく、
「身近にあるものの良さ」
って離れてみなければ良く分からなかったりするものです。
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僕は仕事柄、
「地域活性化」のお仕事の依頼もよく入ってきます。
そんな時、
まずは「その土地に詳しくない」ことを武器に、
その土地の「特別」を見つけるようにします。
だいたい相手は
「コレが普通ですが・・・」
なんて反応をなさる。(笑)
はい。コレが大きなヒント。
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「当事者」はなかなか気づけないものなんですよね。
そして「地域活性化」を「その土地」でがんばっている方って、
「実はその土地」の人ではない場合も多々あります。
というか、僕の経験上、「そっち」のほうが多い。(^^;)
何かのきっかけで、「その土地」が大好きになり、
疲弊し、しぼんでいく文化を守りたくて立ち上がる。
あとは、「子どもの頃」当たり前だった味や風景。
都会などに出て行って、長い年月を経て、
魅力を再発見して「守りたく」なる。。。
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「活性化」は良い事なのに、
なぜか「その土地」のひとは、
今一つ「盛り上がってない」なんてことも、、、
このあたり、ちょっとさみしい「あるある」ですね。
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地域活性化はインターネットやSNSの普及もあって
「昔」よりも「やりやすい」時代になりました。
あとは「がんばる人」をいかに孤立させないか。
簡単な問題ではありませんが、
ちゃんと「そこに目を向ける」ことも大切ですよね。
うまくいき始めると、みんなついてくることも多い。
最初の「ひと転がり」が大切なんですよね!
僕は「そういう人」をちゃんと応援していきたいのです。
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あ、土鍋でハゼの干物を「日本酒」で煮て。。。呑む。
まー。美味しかったし、えらく酔いました。。。(^^;)
ずっと「つまみ」なしで飲み続けられる「熱燗」」です。(笑)
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【今日のポイント】
→ 「魅力」って近いと見えない
→ 「離れる」とよく見える
→ 「どうせ」って感覚は遠ざける
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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