ターゲット以外にも「姿勢」が伝わる販促物
販促物は「ターゲット」を絞って作るのが
基本的なセオリーです。
ターゲットを絞ることで、
おのずと伝える内容も絞り込んでいけますし、、、
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先日、ふと入った「ラーメン屋」さんの壁に・・・
「お父さん、お母さんへ、
『お気軽にお申し付けください』
・ミルクのお湯
・お子様用のイス
・麺切り用ハサミ
ご用意しております!!
・アレルギーをお持ちのお客様は遠慮なさらず
お食事をお持ち込み下さい!」
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やさしいですね。
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書かれている内容は、
小さなお子様を連れているお父さんお母さん向け。
その「ラーメン店」に
ここに書かれている内容に絞り込まれたターゲットが
たまたま訪問することは、なかなかないと思います。(^^;)
ですが、
「その内容」を見た人が、
「そのラーメン店」のお客様に対する姿勢を
感じることが出来ます。
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例えば、
「子育て中のママを応援しています!」
と、よく見かけそうな整ったコトバ
(ある種風景化しそうなコトバ)よりも、
このPOPに書かれているような、
いちいち「具体的」なサポート準備を知らされる方が
本当に『応援する姿勢』を感じますよね。
さらに、
食べ物に対する「アレルギー」を持っている場合、
「食べられるもの」に制限があるわけです。
それに対する「危険性」は広く知られています。
特に飲食にかかわる業界では常識でしょうね。
だから、
時々こういう表示も見かけます。
俗にいう「注意喚起」ですね。
やさしさは少なめですね・・・(^^;)
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さっきのラーメン店のPOPと
似たようなアプローチに
AmazonのCMに「米粉で作るパン」のCMがあります。
「普通のパン」が食べられないことで、
「食事の輪」に入って行きづらい。。。
そんな女の子が一緒に笑顔でパンをほうばっている。
じわっと感動がココロにしみこむCMです。
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大事なのは、
「アレルギー」そのものも大変だけど、
そのせいで「食事の時間」につらい思いをしていることに
心をよせていること。
先の「ラーメン店」は、
「ラーメンが食べられなくても、
『一緒に食事をする空間』を提供したい」
って伝えているんですよね。
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販促物は文字通り「販売」を「促進」するためのモノです。
つまり「売り上げ」に貢献するためのツールです。
「売り上げ」を上げるためには「選ばれ」なくてはいけません。
飲食店なら「味がいい」のは当たり前です。
その上「またここに来たい」と思わせる。
「誰かを誘いたい」と思わせる。
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「価格」や「商品の良し悪し」とともに
どのような「付加価値」があるのか。
使い古された表現ですが、
この「付加価値」が選ばれ続けることについては
重要なポイントになってくるのですよね。
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【今日のポイント】
→ 「ターゲット」への姿勢
→ 「販促物」の役割
→ 「付加価値」というもの
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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