大阪でしか通用しないPOPなんじゃないだろうか・・・(^^;)
近所のスーパーで見かけたPOPなんですが、
当初、それほど気にならなかった(自然だった)
表現だったのですが、、、
まぁ、大阪弁としては普通ですよね。
「これ、売れてるらしいで」
でも、その後に続く、、、
「知らんけど。」の部分。
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よくよく考えたら、
すっごい無責任な「コトバ」ですよね。(笑)
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コレ、大阪弁としては、
割と一般的な「結びコトバ」でして・・・
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「~~~らしいな。知らんけど。」
みたいな風にけっこう何にでも付けれちゃいます。
「口ぐせ」になっている人もいるかもしれません。(^^;)
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同じようなPOPが他にも、
はい。。。
もはや「知らんけど」シリーズです。(笑)
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コトバ通りに読めば、
「え??知らないのに言うの?何なの??」
って思うかもしれませんよね。
実際、他府県の方にとっては「そんな印象」あるんじゃないかと・・・(^^;)
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僕も関西人なので、恐ろしいことに、
このおかしな言い回し、あまり違和感はないです。
ニュアンスとしては今回、
「あくまで個人的な意見ですが、おススメですよ・・・」
って意味が込められているものと考えます。
一見「突き放している」ようにも感じますが、
この「知らんけど」には様々なニュアンスが含まれています。
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今言った、
「個人的な意見である」
にほかに、
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(何らかの失敗談を聞いて、)
「うわー。。それやばいんちゃうん?知らんけど」
みたいな、ちょっとした「相手へのフォロー」とか、
細かく書ききれませんが、
ホントに書いたままの表現以上に
繊細なニュアンスが含まれているコトバなんです。。。
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大阪弁にかかわらず、
その土地独特の「方言」には、
「その方言」を使ってきた人たちにしか「共有」できない
ニュアンスってあると思うんですよね。
そう考えると、「方言」っていうのは、
使うシーンさえ間違わなければ「有効」なコトバだと思います。
でも、今回の「知らんけど」は、
あまりビジネスシーンには「向いていない」はずなんですが。
だって、プレゼンで、
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「今回のわが社が提案する、このプロモーションは
御社にとって必ず効果があるものと考えてます!知らんけど。」
って言ったらどうでしょう。
「え?大丈夫?コイツ??」
ってなりますよね。
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なので、今回、「POP」に使われたのは、
かなりのチャレンジだったんじゃないかな?
って思います。
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営業戦略会議でこのPOPのアイデアを出した人は、
間違いなく関西人だと思います。
知らんけど。(笑)
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【今日のポイント】
→ 「知らんけど」は結びコトバ
→ 「方言」の使い道
→ 「TPO」も大事
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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