制約とか、自由とか、、どう考えましょう?
先日、某企業さまの販促物制作の現場の方とのミーティングで
デザイナーさんの口から、
「もっと自由に考えさせてもらえないものかなぁ?」
なんて言葉が出てきました。
*
「え?今、あなたの言ってる自由って、なに?」
*
そんなツッコみは入れませんでしたが・・・。(笑)
まぁ、なかなか良い発想が出てこなくて
煮詰まっていたんでしょう。
大した意図もなく、つい口をついて出てきた言葉でしょうからね。
うん。わかりますよ。
*
自由だから良い発想が湧くのか?
クリエイティブな仕事をしている方に、
こちらも時々、つい言ってしまうことがあります。
「自由に考えて貰って良いですよ。」
って。
言った方の意図としては、
「今は」出来るだけ制約を外した方が、
その人の想像力を存分に発揮して貰えるだろう。
その方が良い仕事をして貰えるだろう。
と思って言っているのですが、
果たしてそうだろうか???
むしろ、何も制約がなければ
思考が分散するっていうか、
何をどう考えたらいいのか、、
どこから考え始めればいいのか、、、
分からなくなるんじゃないかな?って思うんです。
極端な話ですが、
こういった販促の世界で、
「何をしても良い」
「全く自由です!」
なんてことは、本当はあり得ませんよね。
常に目的がありますもんね。
ある目的に向かって販促をするわけですから、
その時点で一つ制約。
当然、期日、人員、場所、予算などが関わってくる。
そんな制約の中で、
何をどうするか?考え工夫するからこそ
素晴らしい発想が生まれるんじゃないか思います。
出来上がったものを評価する方も、
「おぉー!この制約の中でこんな発想があるのか!いいね!」
と、評価できるんじゃないか?って思います。
*
野球だってサッカーだってそうでしょう?
ルールがあるから面白い。
制約があるから面白いんですよね。
野球が9人でプレイするという制約を取り除いたら。。。
ある時守備を見たら15人いたら。。。
ヒットになりにくい~(笑)
サッカーが11人でプレイするという制約を取り除いたら。。。
ピッチにゾロゾロと20人も選手が出てきたら。。。
相手も負けじと25人選手を出してきたら。。。
ピッチがギュウギュウ~(笑)
制約の中でいかに素晴らしいプレーをして点を取るか?点を与えないか?
プレーの善し悪しはルール=制約があるから評価できるはずです。
プレーする方もそこにやりがいを感じるし、
自身の能力を上げるため努力もするんじゃないかな?って思うんです。
制約、制限、条件。
言葉としては窮屈な感じがしますね。
自由って言葉は広がりがあってのびのびしちゃいますよね。
でも、制約があるから考えが深まる。
制約があるからこそ問いが立ち工夫や発想が湧いて、
レベルの高い企画や提案が生まれる。
評価も出来る。
間違いないですよね~!
まぁ、制約も程度の問題はありますけどね。
「そこまで言うなら自分でやれよ!」
っていうぐらい細かく言う人もいますからね。
「良い制約」が良い結果を生むとも言えそうですね。
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【今日のポイント】
→ 「なんでもあり」ってない
→ 「ルール内」での工夫
→ 「解釈するチカラ」って大切
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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