「流行る」って。。。ちょっと注意が必要かも・・・
今年もユーキャンの新語・流行語大賞が発表されましたねぇ。
ネット上では、
「え?なぜそれが上がるの?そんな言葉聞いたこともないし!」
とか、
「なぜアノ言葉が選ばれないの?」
とか、
「政治」に対しての言葉の選考があーだのこーだの、
選考委員が問題だの、
もはやマンネリだの。。。
賑やかになっていますね(笑)
今回ここでは別に
「新語・流行語大賞のありかた」
に対してどうこう言うつもりはありません。
ボクが引っかかったところは「流行」って?
ってことです。
*
例えば看板やPOP。
移動している人の気を引くために
その時に「流行っている」言葉を使ってみる。
ん~、良いかもしれない。
けど、タイミングが難しいですね。
タイミングが早くて、まだ流行っていないと
「???」
ってことになるかも。
って言うか目に止まることもないかも。(^^;)
ちょうど良いタイミングでも、
あっちでもこっちでも使われちゃっていると、
「はいはい、どこに行ってもその言葉ね。」
って、同質化が起こっちゃう。
ちょっとタイミング遅いと
「ダッサぁ。まだそんなこと言ってんの。」
ってことになる。
流行っている言葉って注意が必要ですね。
*
「言葉」の流行はまだいいです。
それが商品・サービスなんてことになると本当に要注意です。
「流行る」ってことはいいことですよね、たくさん売れますから。
たくさんの人に買っていただくのは嬉しいことです。
その流行をよく考えてみる必要もあると思います。
「流行る」って現象が起こるまでに購入した人は、
その商品・サービスが良いと思ったから買った。
いわゆる純粋に価値に対して
お金を払ってもらった状態
(他にも要因はあるかもですが、ここでは単純に考えますね。)
なのでしょう。
そして順調に購入者が増えて、
ある一定の線を越えて
「流行っている」
となったとき、そこからの購入者はどう思って買うのか。。。
*
「テレビや新聞の話題になってたから。」
「SNSで友達が勧めていたから。」
「周りの人も持っているから。」
こういう理由の人が多くなっているんじゃないかと思うんです。
*
流行を流行として買う。
その商品・サービスの本来の価値が「置いて行かれて」
「流行っているから買う」が価値になってしまう現象。
手に入れたことだけが喜びになってしまう。
しつこいですが、流行るってことは悪いことではありません。
たくさん売れるから。。。
だけど本来の価値が認められない購入のされ方だと、
流行が廃った後は空しいだけ。
それを持っているだけで、
そこに行くだけで
「ダッサ!」
になったりする。。。
例えばそんな目に遭った
飲食店や商品、皆さんも山ほど知っていますよね。(^^;)
*
じゃ、それをどうやって防ぐのか?
といわれれば、それは難しい話です。
後はどうなれ流行るだけマシ。
とりあえずその売り上げがあるだけマシ。
とも言えるでしょう。
一つだけ思っているのは、
これで防ぐことは出来ないかもしれませんが、
その商品・サービスの本来の価値をしっかり把握して伝える事。
いったい誰の何のための商品・サービスなのか?
どんなふうに喜んでもらいたいのか?
そこを明確に把握して伝える事。
地道で効果はいかがなものかとは思いますが、
全うに商いをしているのならこれがいちばん良いのかもしれません。
なんだかフワフワした話で申し訳ありません。
ユーキャンさんの新語・流行語大賞発表で
そんなこと考えてしまいました。。。
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【今日のポイント】
→ 「流行」が消費される
→ 「本来の価値」とは別
→ 「悪い事」ではないはずなのに・・・
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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コメント
なるほどです。
流行ることで、購入動機はっどうあっても、それをきっかけにFANになってもらうことができるような、売り方なのか、届け方なのか、商品の魅力なのか、会社の魅力なのか。
それを考えないと、本末転倒になってしまいますね。
いろんな提案をする自分の仕事として、考えさせられました。
いつもありがとうございます。
コメントありがとうございます!!
流れに乗るのは大切なことですが、
流されてしまうのはマズいっすからね~~。