テレビ見ます。というか、とりあえずつけます!!
一時期「テレビ見ないアピール」
云々が世間で話題になっていた頃もありましたが、
そこには特に言及しません(笑)
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僕はテレビ見ます!
というか、「とりあえずつけます」の方が正解かもです。
「僕ら世代」の人にはわかっていただけると思いますが、
僕たちが子供だった頃から、
就職してそこそこのおっさんになるまで、
「テレビ」は普通に家庭の中心の存在でした。
「テレビばっかり見てんと、勉強しぃや!宿題したんか?」
(大阪弁でお願いしますw)
これベタベタの定番の会話です。子供が言われるパターンの。。。
情報もテレビが一番早かったしね・・・。
子供の頃からテレビがあるのが当たり前の生活なので、
つい無意識につけてしまいます。悪い癖。かもですね。
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半ば無意識でつけているTVです。
と言いましたが、
ふと意識が「向く」ことがあります。
それはCMが流れた時。
「おぉ~、このCM、物語を感じるわ~。」
「a○のこのシリーズCM、新しいのやってるぅ。」
「このCMソング耳に残るなぁ・・・。」
とか。
仕事終わって、頭カラッぽの状態に「ポンッ」と飛び込んで来るCMに、
「マーケッター」としてはいかがなものか?
というベタな感想をつぶやく。。。至福の時です(笑)
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でも、こんなアホみたいなことが役立つこともあるんです。
4~5年前に某企業さまから、
東北地方で放映されるCM作成のご依頼を受けたことがあります。
もちろん僕が、一から十までCM制作をすることはできません。
とても素晴らしい広告代理店の方をご紹介いただき、
CMのシナリオと映像イメージをお伝えして
その広告代理店の方に形にしていただくという方法で進行しました。
シナリオ作りの時・・・
このカラッぽ頭で「CMを感じていた」その感覚がとても役にたちました。
その企業に関わっている田中みのるではなく、
家に帰って家族皆でホッコリくつろいでテレビを見ている自分を容易に想像できました。
ですからCMを見るときの、
「家族とともにTVを眺めている」という空間を
当たり前に想像してシナリオを組めた。。。
それまでの、その業界のCMはインパクト重視のものが多かった気がします。
よくわからないけどインパクトのある映像で惹きつけて、最後に「企業名」で
「あぁ、あそこのCMね。」
くらいの感じ。。。
いろいろCM表現に規制も多い業界なので
仕方がない側面もあるのですが、
普段の僕の「アホなクセ」のおかげで、
全く違ったアプローチからのシナリオを提供できました。
良い評価もいただけましたし、自分でも満足できるものでした。
(ここでは詳しい話はできませんが、またセミナーや研修でお話聞いて下さいね。)
まぁ、ワンクールのみでしたが。。。
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気になってくるのはその企業さまのライバル会社のCM。
僕の関わったCMはワンクールで終わりましたが、
その後に出てきたライバル会社のCMが、
その時の僕のシナリオやイメージとそっくり!
僕かその広告代理店が、その企業に同じ企画で売ったんじゃないか?
と誤解されそうなくらいそっくり。
(いや、僕はそんなこと絶対していませんよ!)
今もそのシリーズのCMが続いていますので、
時々テレビで見かけることがありますが、
「やっぱりいいよなぁ。この方向のシナリオ」
って、ちょっと誇らしく思えたりして。。。(笑)
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広告・宣伝に関わって毎日頑張っている方へ、
どんなに難しく考えても
それを「見る」のは「リラックスした素の生活者」ですから。
その視点を忘れないようにしたいですよね。
ぜひ、他社の広告・宣伝に対して、
「ボソっとつぶやいて」みて下さい。
いざッ!って時の、いいアイデアの種になるかもしれません。
コツはできるだけ頭をカラッぽにすることです。
ちなみに、ボクはいつでも普通にできます!(笑)
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【今日のポイント】
→ CMからの学び
→ 一生懸命見ていないというポイント
→ 生活者の視点
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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