アドバイスを「してくれた側」になりきって「受け止めなきゃ」いけない。
昨夜、TVのニュースを見て思ったことです。
今回の豪雨災害が100年以上ぶりのものであったことと、
その100年ほど前、災害を経験した人が、どのような災害であったかを
石碑に文字として残していたことを知りました。
「水害碑」として、漢文体で細かく文章が刻まれていました。
被害のあった広島地区に少なくとも50の石碑があり、
その多くが今回の被害の場所と重なったそうです。
ここに刻まれている文章に、
「普段の川の流れを見ていると、
まさかこんなことになるとは、」
と書いてある部分があるそうです。
今回被災した方々も幾度となく「その感想」を
述べたことでしょう。
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天災の前では、人間はちっぽけな存在。
本当にそう感じます。
だからこそ、その苦い経験を「生かす」ことが大事で、
先人たちは後世の子孫たちに教訓を遺してくれていました。
でも、ついつい「自分事」としてはとらまえにくく、
ましてや100年以上も前の出来事は「記憶している」人もなく。
石碑の記録だけが残っていたんです。
*
災害地に住む、
その石碑の研究者ですら、「自分事に捉えられていなかった」
と話していたのが印象的でした。
よくよく見ると、本当に丁寧に一文字一文字刻まれています。
風化に備えてでしょうか、彫りも深いです。
100年以上前、それほど工業製品も発達していなかったはずで、
たぶん間違いなく「手彫り」ですよね。
ものすごく想いをこめて情報を未来に届けてくれた気がしてきます。
文章上にある情報が何よりも重要ですが、
その情報の向こう側から感じられる想いにも心を寄せなければいけませんね。
様々な教訓を得て、より良い時代を作っていかねば。
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災害に遭われた皆様が少しでも早く日常を取り戻されますように。
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【今日のポイント】
→ 「先人の知恵」って大事
→ 情報にこめられた想いを感じる
→ 「自分事」にする難しさ
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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