「旬」のモノをいただくのが体に良いんですよ。いやホントに。
生前、父が、食卓に上がったものを見ながら
良く言ってました。
「こんなもの、昔は安かったり、捨てていたりしたものなのに・・・」
何かと。です。(笑)
昔に比べて、人気が出てしまったり、
そもそも数が少なくなったり。と、
理由は様々ですが、食べ物(だけではありませんが)の
価値というものはどんどん変わっていってますね。
物流のスピード化や栽培・養殖の技術向上もあって、
食べ物の旬も分かりにくくなってますね。
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土用の丑
今年も土用の丑がニュースになってました。
そのせいで、うなぎ(のかば焼き)と言えば、「夏」
って感じですが、
本来の旬は秋から冬にかけてです。
湖や池で10年弱成長して、産卵のために海へ向かう
「下りうなぎ」が最も美味とのことです。
当然「天然モノ」ですね。
そーいや、養殖とは言っても、「稚魚」を海で獲って育てる「養殖」で、
完全養殖には程遠く、いまだにうなぎの生態は謎がいっぱいなのだそうです。
さらには、余り獲れなくなってきて、「日本うなぎ」は絶滅の危機なんだとか・・・
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で、なんで「夏の土用」がうなぎなのか?
ご存知の方も多いでしょう。
平賀源内さんが、友人のうなぎ屋が「夏にうなぎのかば焼き」が
売れずに困っていた。そのうなぎ屋さんのために
「土用丑の日、うなぎの日」と「広告宣伝」したことで流行った。
ってのが始まり。
にしても、何百年続く「大流行」はすごいですね。
江戸時代、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて
「夏バテ」を防ぎましょう!!
という習慣が当時あったのが「口実」の背景です。
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夏の旬
「う」のつくもので夏バテ予防。
たぶん、「梅干し」「ウリ(きゅうり)」あたりだったんですかね?
コレ、実際夏バテ予防に良いですよね。
梅干しは、食中毒にも塩分補給にもいいでしょうし、
きゅうりは水分やカリウムもたっぶり。
理にかなってます。
基本的に夏野菜は体を冷やし、熱中症対策にもなるミネラルが豊富です。
冬野菜は体を温め、ビタミンなどが多くウィルスに耐える抵抗力がつきます。
旬のものって「体に良い」ものがいっぱいです。
良く出来てるなぁ。。。って思います。
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余ったうなぎ
ちょっと気になったニュースが、
「丑の日」に余ったうなぎの廃棄のハナシ。
SNS上で「うなぎ弁当」の廃棄が大量にあったことが
つぶやかれていたそうで・・・
半年前に「恵方巻」でいろいろ問題になっていたのに・・・。
ま、「販売チャンスのロス」なんかの側面があるんでしょうが、
いろいろとモヤモヤしちゃいますね。。
「注文してから調理する」(って言っても真空パック活用)
ってパターンで提供するのを主流にすれば?
と思っちゃいます。
今年も「二の丑」(期間中二回目の丑の日)
がありますし、二匹めの「うなぎ」っをセットで
狙っとけばよかったんじゃないかな。
なんて思うのです。
二の丑もパンフレットに載ってるのかな~
っていつもの近所のコンビニに。。。
「恵方巻」も売ってるのね。。。
いよいよ「旬」とか「風物詩」とかよくわかんなくなってきました。(笑)
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いつでも何でも手に入る世の中だからこそ、
もっともっと「先」を見れるようにならなきゃいけないですね。。
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そーいや「旬のものは食べとけよ」とも父は言ってましたね。(笑)
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【今日のポイント】
→ 時代によって「好み」も変わる
→ 「旬」のモノは体に良い
→ 「自然」と「不自然」
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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