「導線」が組まれていないともったいないです~~~!!

神戸のお客様の店舗視察が早めに終わり、

昨日、ネットで知った「SNS映え」スポットに足を伸ばしました。
( 思ったより遠かったですが・・・(^^;) )
その「現場」で感じたことをブログにまとめました。

不気味だけど「うまいこと」やってました

場所は兵庫県福崎町。

「遠野物語」や「妖怪談義」という本を出している
民俗学者柳田国男さんの出身地。

記念館などもありました。

ネットで知り、見たくなった現物は、コレ。

河次郎ベンチ

人が一緒に写るとこうなります。

妖怪ベンチ 河次郎

面白いですよね。

他には

天狗ベンチ 妖怪ベンチ

など。

「弱み」の中に「チャンス」を見出したんですね

メインは「辻川山公園の池」から
15分おきに「出現」する「河次郎(がじろう)」

池の中の河次郎

もともとは、「きれいにならない池」を逆手にとって
「河童を出現させよう」というアイデアを町が採用して

2013年から「町おこし」が始まったそうです。

その後「全国妖怪造形コンテスト」なども行い、
入賞した作品なども設置されていました。

平日なので混雑などはありませんでしたが、

たまたま「TV取材クルー」が5名来られていました。

どっかのニュースで使われるんでしょうね。

もったいない。

最初の「将棋盤」のベンチは、

とっても目立つ駅前にありました。

2013年といえば約5年前から始まった「町おこし」

なのに、「河次郎」のいる公園への道案内などが、
駅には全くありませんでした。

さらには、「カーナビ」にも「グーグルマップ」にも
「それ」とすぐにわかるような「スポット登録」もされていませんでした。

ご提案:関係者の方がもしコレを見ておられていたら、、、
面白実のあるスポット登録はすぐになさったほうがいいと思います!)

もしかしたら「周辺案内地図」はどこかにあったのかも知れませんが、
「探さないと見つからない」設置はもったいないと思いました。

そして、平日で少ないとはいえ、
明らかに「それ」目当ての訪問者がちらほらと続いていました。

「グッズ販売」だってしてみてもいいんじゃないでしょうか??

飲み干すと底から「河次郎」が顔を出す、
「緑茶専用」湯飲み。
とか。

池の水を意識した、あえて「澱み」を演出した
「河次郎緑茶」
など。

湯飲みとセットで1500円くらいなら勢いで買うかも。

あったものと言えば近くの自動販売機にそっと入っていた
「河童サイダー」くらい(^^;)

河童サイダー

動線と導線を考える

これもセミナーなどで僕、いつも言うことですが、

「お客様をちゃんと導く」ことを心がける。ことです。

最初からうまく引けていなくても、今の「動線」をチェックして、
「切れている」線をどう「補強してつなげるか?」を考える。

切れている線や点と点を「つなげる」方法を考えることを
怠ってはいけないと改めて感じたのです。

「面白い」だけで終わっていてはうまく拡がらないのです。

「面白い」と思ってくれた相手に「次はどう導きたいのか」

それを考えて、できることから(お金がかからないならスグ)「実践」する。
(ハッシュタグ提案なんかも一応すべきですよね。)

そしてまたチェックして「補強」する。

その繰り返しで「お客様を誘導する」が完成するのです。

藤井六段ならすぐ解説してくれるんでしょうね。。。

余談ですが、

将棋のベンチ、「盤面」わりとちゃんとしてました。

妖怪ベンチ 将棋盤
(手前が河次郎(妖怪)側、奥が人間側)

どっちが優勢なのか、藤井六段ならきちっと解説してくれるんでしょうね。(笑)

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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コメント

  1. 松岡時康 より:

     担当者の妖怪好きから始まっており、まちおこしの仕掛けは希薄です。                              
    播磨風土記(大化元年・創建の日光寺)ともリンクさせ、ストーリーを演出すれば尚楽しんで貰えると思いますが。。。!

    貴重な、ご意見有難うございます。  

    • minoru より:

      か、関係者の方ですね!?
      松岡さま
      コメントありがとうございます!!!
      「造形美」がスゴいだけに「内輪受け」の延長どまりだともったいない。。。って思ったのです。
      そしてちょっと知っただけでも「背景」にはかなりしっかりしたストーリーが準備できそうで・・・
      (播磨風土記とのリンクなんてサイコーじゃないっすか)
      歴史好きや民俗学に興味を持つ人がもっと「熱くなれる」場所として丁寧に育てていっていただきたいです。
      でも、、、担当者さまの「妖怪好き」が抜きんでているからこその「今のブーム」なので、
      その熱さは冷ますことなく「全体のプロモーション」を考える人が支えてあげてほしいですね!!
      長々と失礼いたしました!
      大きなうねりになりますよう応援しています!!!
      田中みのる

  2. モモキッド より:

    以前NHKのお昼のラジオ「旅ラジ」で紹介されてませんでしたか?

    • minoru より:

      そうなんですね?「ラジオ」もうまく使えば「効果」が出ますよね!
      要は「シナリオ」なんですよね!!

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