人間は「不合理」な判断をしまくってるんですよ~。。。
昨日は名古屋でセミナーのお仕事でした。
今月、かなり集中的にオーダーいただけた
「販促心理学」のセミナー。
心理学とは言っても、
僕は心理学者でも心を扱う医者でもありません。
でも、たくさんの「販売促進」の現場に
立っていると、
当たり前ですが「人の心の動き」を考えて
広告を作る機会に触れまくります。
自然と「そういうこと」に興味が出て、
自分なりに学ぶようになりました。
セミナータイトルは「心理学」ですが、
実際には「行動経済学」に一時「ハマって」ました。
まずは単純に「あるある~!」って思う事がたくさん。
そして「ひもといて」いくと、
「人はなんて不合理な判断をするんだろう・・・」
って感想になっていく。
「合理的」に考えたら、「すべき行動」は決まっていても、
「実際には」その通りに判断しない。
誰しも思い当たることがあるはず。。。
そんな事例をたくさん紹介し、
「答えはない」けど販売促進において、
「学ぶべき」内容。
それをセミナーとしてまとめさせていただいたのが、
今回の「販促心理学」
*
販売促進の「最前線」でがんばっている人ほど、
今回のセミナーを喜んでいただけたように感じます。
やっぱりお客様の行動は
「不合理」なんですね。(笑)
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今朝、ホテルのサービスでいただいた新聞
一面に内閣府政府広報で・・・
高齢者の免許返納を促す内容が・・・
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TVのニュースなどでも結構取り上げられますね。
でもね・・・
実際の交通事故の「統計データ」を見れば、
高齢者より「若年層」の方が「事故」そのものの件数は多かったりします。
もちろん「統計データ」というものは、
どんな基準で集計するかで「見え方」は変わりますが・・・
けっして高齢者の事故が「突出して多い」わけではないのです。
ですが、ニュースやSNSなどを通じて
たくさん耳に入ってくる情報は、
「脳内から取り出しやすい情報」となります。
(事実は別として)
「カンタンに思いつく情報」と言えるんですよね。
*
この状況を心理学的に表現すると
「利用可能性ヒューリスティック」
というコトバが出てきます。
深く考えずに思考が「ショートカット」される状況なんですね。
事故に限らず、いろんな分野で人は
自分の記憶から簡単に呼び出すことができる情報により、
行動にバイアスがかけていくんです。
*
そうすると「販売促進の現場」では、
「判断していただく(選ばれる)」ためには
伝えなければいけない情報(伝わっていない情報)が
まだまだあるはず・・・
などという考えに至り「広告」を工夫しなければ。。。
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ひとつの心理状態で人は動いていません。
ものすごく「フクザツ」に絡み合っての人の行動です。
結局「多面的に学ぶ」しかないんです。
様々な広告に日々触れる「自分自身の感性」を
学ぶことがとにかく重要なんです!!
ん~~。
販売促進ってほんとに奥が深い!!!
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【今日のポイント】
→ 「心理学」って、へぇーが多い
→ 「経済行動学」ってなるほどが多い
→ 「人の心」って???が多い(笑)
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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