感じ方は「ひとそれぞれ」であることを改めて感じることが大事
僕の研修カリキュラムの初期で、
「街でどんな広告に目が行ったか」
を話してもらう時間をとります。
これ、「生活者目線」を再確認するのに
とても適しているのです。
大事なのは「目が行く」ことなんです。
「ただ目立った」
でも良いですし、
「自分が好きなもの」
でも良いんです。
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そこにあるのは「自分の感想だけ」
であることが大事。
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それだけ??
って感じがしますよね。(笑)
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ここで大事なのは、
「広告を作った人の思いも意図も無視している」
ってことなんです。
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広告を作る側はもちろん
たくさんの「目論見」があって広告を作ります。
レイアウトやキャッチコピーのアイデアを練り、
「ああでもない」「こうでもない」
と、悩んだうえで作り上げた広告物なのでしょう。
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でも、
「広告を見る側」のイチ生活者は・・・
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「この広告物で本当に伝えたいことは何だろう」
とか、
「苦悩して作ったんだろうから
隅から隅まで見落としのないように見てあげよう」
なんて思いません。当たり前ですが(笑)
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だからこそ、
「なんとなく目が行く広告物」
を語る時間って大事なんです。
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さて、
昨日、僕の目にとまった広告。
事務所近所の和菓子屋さんです。
ちょっとした手土産なんかにも使わせてもらってます。
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さてこの広告。
僕は、
「え?麻布十番店限定?
ココ大阪やけど??
『限定』の特別感大丈夫???」
って直感的に思ったんです。
「僕は」ね。
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人によっては、
「麻布十番限定品がココで買えるんだ!!
ラッキー!!!!」
って思う人もいるだろうし、
たぶん「そっち」の意図で作ったんだと思います。
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なんか、後で気になって、
スゴイ近所なので
わざわざもう一度見に行きました。
「麻布十番店の限定品をいま売っている『理由』があるのかな?」
つまり何かのキャンペーン期間中かと思って・・・
結果ほかに情報は見つかりませんでした。
後半、「イチ生活者」の行動ではないですが、(^^;)
「同じ広告」を見ても
人によって感じ方も違う。
ということが大事なんです。
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広告を設計する時、
常に「それを見る側」のコトを考える。
そして「都合よく」考えないためにも、
自分自身が「生活者」として感じることを
素直に整理しておく。
そういう作業を時々しておくことが大事なんです。
ぜひやってみてくださいね!
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ちなみに僕は「甘いモノ」は苦手なんですけどね。。。(笑)
あ、さっきの広告、
「東京で買ってきたフリ」にはいいなぁ!!
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【今日のポイント】
→ 生活者目線
→ 広告への感想
→ 作り手の思いは無視
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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