「販促物のデザイン」は「伝える」ためのもの
「デザイン」というものを専門的に習ったことはありません。
ですが、販促の現場にいると、やはりデザインは気にします。
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僕も街で見かける販促物で、
「デザインに惹かれて見てしまったんだろうな。」
ってものがたくさんあります。
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生活者目線として
たぶんデザインが良いからだろうな・・・。
キャッチコピーがパッと目に入る。
たぶんデザインが良いからだろうな・・・。
次から次へと読み進めやすい。
たぶんデザインが良いからだろうな・・・。
その会社の雰囲気が目に浮かぶ。
たぶんデザインが良いからだろうな・・・。
内容がわかりやすくて思わず興味を持ってしまう。
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・・・そんな感じ。(^^;)
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「接触シーン」を含めたシナリオが重要
「このデザインは良いな」と感じるのは、
その販促物と接するシチュエーションにもよります。
たくさんの販促物の中で「目をとめてもらう必要がある」ものや
手元に届くなどして目に止まるのは間違いないが、
そこから「読み進めてもらいたいもの」etc…
シチュエーションごとにデザインの善し悪しは違ってきますよね。
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そう考えるとやはり大切なのはその販促物の目的。
誰に何を伝えてどう行動して欲しいのか?
「そこ」を明確にしたうえでの販促物のシナリオが
しっかりと立てられていることが大切です。
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曖昧なデザイン
コンサルティングの現場でもちょくちょく見かけるのですが、
ディレクションする側とデザイナーの間で、
「そこ」の共有がしっかりと成されていないと、
何だかよくわからない曖昧な販促物ができあがってしまいます。
デザインを外注する場合などは特に注意が必要です。
何となく「良いデザインにしてくれ」なんて曖昧な指示をすると、
デザイナーは「デザイナーの思う良いデザイン」にしてしまいます。
あなたはあなたで、「何となく」思っているデザイン、
極端な話、「自分の好き嫌い」が基準でそのデザインの判断がされている。
というワケのわからないことになって、
何度もデザイン案を訂正させたり、「こんなもんか・・・」と妥協したりして
効果の上がる販促物とはほど遠いものができあがったりしてしまいます。
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視線予測システム
最近は生活者の視線を、高い精度で予測できるシステムなどもあって、
販促物を完成させる前に、その販促物に対する人の目の動きを
だいたい把握できるツールもあります。
VASシステム【視線予測サービス】
(視界に入って3~5秒は「年齢・性別・国籍」に
関係なく「注目する所」に偏りが出ます。)
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そのツールを駆使すると、
パッと目に止まるであろうデザインを作るのは可能です。
しかし、その後「読み込んでもらう時」につまらない内容だと、
悪目立ちしただけになってしまいます。
だから、販促物のシナリオが大切なんです。
誰に伝えるかで、販促物の色合いや雰囲気が違ってくるかもしれません、
フォントだって変えるべきかも。
何を伝えるかで、レイアウトや使う写真、
イラスト、図などいろいろと変わってきます。
どう行動して欲しいかで、地図がいるのか、Webへの検索ワードがいるのか、
その大きさや明暗はどうか。
次の行動に導く分かりやすい何かがないと、
その販促物が存在する意味さえなくなってしまいます。
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芸術作品ではない
「販促物のデザインは伝えるため」のものです。
何の意図もなくイラストや写真、
フォントやレイアウトが決まっているわけではありません。
決してデザイナーの芸術作品ではないのですから。
シナリオはもちろんですが、デザインも伝えるためのもの。
そう考えて生活者の共感を呼ぶ、役に立つ販促物作りを目指して欲しいと思います。
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【今日のポイント】
→ まさに生活者視点
→ VAS
→ キレイなデザインと伝わるデザイン
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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