「白紙に戻す意思」 その2

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ネット上で、ふと目にとまったコトバがありました。

“月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。
飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。“
経営者/三木谷浩史(『成功の法則92ヶ条』)

今までも幾度か目にしたコトバでしたが、
改めて良いコトバだなぁ、と感心した次第です。

途方もない目標(目的)だけど、目指さなければ最初から叶うことはない。

昨日のブログで「白紙に戻す意思」という記事を書いたからからなのかもしれませんが、

改めてこのコトバに対し、どうしてもそっちの切り口から感想を持ってしまいます。

昨日のブログはコチラ↓↓↓

https://www.minoru.co/2018/08/21/hakusi/

時代の変化で今の事業に陰りが見えてきた、やり方を変えなければ通用しない。

と、思うのはいいのですが、小手先の手段ばかり講じて結果うまくいかない。。。
こういう「飛行機の改良」をしてしまっている状態の企業さまは案外多いですよね。

「コレじゃダメかも?」
と判断がつかない原因のひとつは、目標(目的)を見失っていること。

売り上げが減ったから、売り上げを上げるのが目標!

って、コインの裏返しみたいな発想になっている。
目先の売り上げしか考えないから、企業としての本当の目標(目的)が見えなくなってしまう。

企業といえど社会の一員です。
BtoC であろうが BtoB であろうが、生活者の役に立つことをしているから
会社はこの社会に存在するのです。

キツイ言い方をすれば事業に陰りが見えたということは、
社会において役に立たないと思われ始めたということになります。

まずは、あなたの会社は何を目標(目的)にしているのか?

この社会でどんな役立ちをする目標(目的)を持っているのか?

それを明確にしておく必要があります。

事業そのものの話ではありません。
その事業を通して社会が「役立つなぁ」と感じること。

衣料であれば、服を売ることが目標(目的)ではなく、
その服を着たから起こる体験やその人の良い感想。
これを成すためにあなたの事業があるのです。
ここにあなたの事業の目標(目的)があります。

時には、その目標(目的)に向かって「イチから考え直す」ことが必要かな、って思います。

「今までのやり方の改良」ではなく、
考える場においてはいったん「白紙」に戻してみる。

白紙状態で考え直したとき、目標(目的)に向かう道筋は
今までのやり方とは全く違う道筋になるのかもしれません。

【今日のポイント】
→ 「エンジン」と「ロケット」は別モノ
→ 「目標」や「目的」を見つめ直す
→ 「手段」に振り回されない

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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