「なんとなく」のはずなのに「ナッジ効果」で誘導されている。かも。
新幹線のホームなどで、
お会計を待っているのに、
割り込んで会計を済ませるおっちゃんには
なんかイラっとしてしまいます。(^^;)
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男性ならピンと来る?
男性用トイレの「小便器」に時々、
本物の「ハエ」と見間違う、
「リアルなハエのシール」が貼られていたりします。
コレ、
・・・狙ってしまいます。(笑)
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実は、すごい発明なんです。
コレ1999年イギリスの空港で、
男子トイレの「床の清掃」にお金がかかっていた、
当時の問題を解決したんです。
写真のように、「リアルなハエ」の絵を着けたら、
なんと清掃員を「80%」減らすことに成功したのだとか。。。
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ナッジ効果
これは「ナッジ効果」と言って、
行動経済学に基づいたものです。
「ついついしている行動」は「誘導されている」かもしれません。
コンビニなんかはその「プロ」です。
買ってほしい商品を「目の高さ」に陳列したり、
定番商品の棚は絶対に動かさない。
とか。
挽きたてのニオイをふりまく
カップコーヒーも「購買意欲」を高めているのです。
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最終的には「自分で選べる」ことが大切
ナッジ効果と言っても「強要」された感覚を
持たせないことが重要なんです。
どこまで行っても「自分で選んだ」状況を作ること。
最近コンビニで見かける「コレ」もナッジ効果を狙ったもの。
ついつい並びますよね。
でも、コレがある方が並ぶ方も、ありがたかったりする。
レジ前が混んでいるとき、
「割り込み」の変な空気を感じずに済むから。(苦笑)
そして従業員さんも助かると思う。(^^)
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「好ましい行動」への誘導
自由な行動の選択肢がある中で、
「より好ましい行動」に誘導するのが、
ナッジ効果を構築する基本概念です。
なので、販売促進の現場よりも、
より公的な機関がこの効果を活用しようとしています。
冒頭の「ハエ」なんかもそうですよね。
いくつか選択できる「行動」のなかで、
自分にとっても相手にとっても「好ましい」行動が
納得して選べると、とってもいい事ですよね。
みんなが自然と笑顔になれる環境が
どんどん広がるといいなあって思います!!
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【今日のポイント】
→ 「間違った選択」もできる自由
→ 「なんとなく」をデザインする
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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