ファンのために、自分のために、相手のために。
大きく報道されていますので
多くの方がご存知でしょう。
「鉄人」の愛称で親しまれた、
元、広島カープの衣笠祥雄さんが
お亡くなりになりました。
多くの方がその悲報に落胆なさったことと思います。
まずは謹んでお悔やみ申し上げます
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人格者であったからこその名言
衣笠さんは一見こわもてな風貌でしたが、
とてつもなく優しい。
そして人格者でした。
たくさんの名言があるのですが、
僕が一番大好きなコトバは、
「1球目はファンのため、
2球目は自分のため、
3球目は西本君のために振りました」
という、選手時代のインタビューへの返答。
どんなシチュエーションで発せられた言葉かというと、
1979年、8月1日の巨人×広島戦
まだ若い5年目の巨人、西本投手のデッドボールで
左肩肩甲骨を亀裂骨折します。
翌日は誰もが欠場すると思っていたら、
代打で登場。
連続出場記録の為だけのバッターボックス棒立ちではなく、
3球「フルスイング」の三球三振。
「鉄人」のエピソードの一つにもなっています。
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そしてその後のインタビューで、
負傷の中での3球フルスイングを尋ねられ、
「1球目はファンのため、
2球目は自分のため、
3球目は西本君のために振りました」
のコトバが発せられます。
ステキな言葉だと思います。
改めてお悔やみ申し上げます。
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田中みのる