「生活者目線」から「広告」を見る。というカリキュラム。
もうこのまま春になっていただきたい!
コートをクリーニングに出すかを悩み中です。(^^;)
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昨日も横浜の企業さまにて、
「マーケティング研修」を行ってまいりました。
当日のテーマは「自身の生活者目線」を再確認して、
「広告に必要な要素」を把握するという研修内容でした。
書くと難しく見えちゃいますが、
やっていることは至ってシンプル。
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身の回りの広告から見つける
まずは「個人的に目についた広告」を持ち寄ってもらいます。
そして、「その広告との出会い」を
質問させていただきます。
なぜ目についたのか?「その理由」とともに。
「素直な返答」を促していけば、
多くの方は再認識します。
自分も持っている「生活者の視点」に。
それは
「この販促物を作った広告主のために、
隅から隅まで読みつくし、背景にある本意まで汲み取り、
売上アップのために貢献してあげよう!」
なんて誰も思わない。
という「当たり前の事実」にです。(笑)
だからこそ「自分が生活者として何を感じたか」が
自社の広告制作の際に役立っていくのです。
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好感度の上がった広告
研修で提出いただいた広告の一つなのですが、
バスの運転士の募集広告ですね。
書かれているコピーは
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『小さな子がボタンを押した。
「つぎ、停まります。」
ちょっと大きめにアナウンスした。』
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詳しいやり取りは受講生さまのプライベートが
想起されますので割愛しますが、
(ほんとはココ重要なんですが。(^^;) )
「これを見て最終的に感じた」のは、
「ぬくもり」だったということ。
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さらに、
この広告で集まってくる「運転士」さんは
やさしい運転をしそうだなぁ。
お年寄りや子どもにやさしいバスを目指してるのかなぁ。
京急バス、なんかいいね。
とかね、感じちゃう(笑)
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僕も好みの広告です。
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どうでしょう?
広告物としては「求人広告」です。
この手の広告で割と目にするのは、
「経験者優遇!」とか
「大型免許をお持ちの方、2種免許取得は当社が負担」とか・・・
良くありますよね。
もちろん「それ」で集まる「応募者」もいるでしょう。
でも、さっきの広告をきっかけに「応募してくる人」は・・・
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つまり、、、
「どんな人が反応する」のか???
につながっていく。
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「載っているコト」と「伝わるコト」の違い
そう考えたとき、
「広告に載っているコト」
と
「広告で伝わるコト」
の違いを「視点」の違いとともに知っておくことが重要だということ。
たくさんの仲間が集まり、
「自分が目にした販促物のどこがどう気になったのか」
これを「伝え合う」だけでも
とっても素敵な「広告への気づき」の時間になるのです。
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コレ「販促物の設計」の前段階で再確認すべき視点なのです。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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