「昔から言われている」お客様視点が「現代」はますます重要になっている
旧暦の1月1日を祝う旧正月。
中国では特に盛大に祝われていますね。
「爆買い」ってコトバも効き慣れましたが、
購買行動は少し変わってきたみたいです。
こんにちは 田中みのるです。
ターゲットを意識した「広告」
![在什么地方可以直接提取日元](https://www.minoru.co/wp-content/uploads/2016/02/a5160eba4698fac9601e39959486a179-300x238.jpg)
「在什么地方可以直接提取日元」
(ドコ行くと日本円が入手できます?)
去年の今頃、
東京の山手線内で見た広告です。
当時上げたTwitterのつぶやきはコチラ
https://twitter.com/minorurise/status/567838733786980352
セブンイレブンのATMで「日本円の現金」がおろせることを
伝えている広告です。
「ふーん」
って感じかもしれませんが、
日本に訪問する海外の旅行者の間では、
「日本は現金を入手しにくい国」
というのが当たり前なのだそうです。
(徐々に改善されてるんですがね・・・)
それは「カード」の磁気の位置が原因だそうで、
日本は「オモテ面」が普通。なのに対して、
海外では「ウラ面」に磁気部分がついている。
このせいで、海外からの旅行者のカード類が
「カード読み取り不能」になるコトが多いそう。
さらに、「日本人」の多くが「それ」をあまり知らないため、
読み取り機ではなく
「カード側に問題があるのでは?」と思い、
旅行者の方にイヤな思いをさせているかも・・・
なのです。
広告主の「セブン銀行」さんは
それもあってか、いち早く「グローバルスタンダード」の
読み取り機能を備えました(もちろん日本のカードもOK)
その機器をセブンイレブンのコンビニに設置しているのです。
「多くのお客様が何に困っているのか」
を把握したうえでターゲットに刺さる広告を出したのですね。
日本語以外の広告もアリですよね。
![外国語のPOP](https://www.minoru.co/wp-content/uploads/2016/02/IMG_1755-e1455241790156-225x300.jpg)
駅で見かけた強行パンフ台
この前で北欧系のカップルが立ち止まってました。
そしていくつかパンフを持ち去りました。
日本語しか話せなくても大丈夫です
![自動翻訳でもOK](https://www.minoru.co/wp-content/uploads/2016/02/IMG_1847-225x300.png)
いろんなサービスがありますね。
世の中にはいろんなサービスがあります。
「広告物」を翻訳してくれる業者も
さがせばいっぱいありますよ。。。
それに、ただ「翻訳」するだけなら「キカイ」で十分です。
インターネットの「翻訳機能」は
どんどん向上していますしね。
そのうち今流行りの「人工知能」の精度向上も受けて、
スマホなどを介して、今は想像も出来ないような
多言語の「双方向性」が生まれるんじゃないでしょうか。
大事なのは
「翻訳する作業」ではなく、
「翻訳したい内容」の部分ですよね。
「つまんない広告文」をいくら翻訳したって
つまんない内容は変わらないわけですから・・・(^^;)
相手の言語がなんであろうと、
「相手に届く(喜ばれる)内容」を考えなければいけません。
そのためには文章から伝わる「ニュアンス」も大事になるんでしょうね。
コトバを生む作業は丁寧に!!
僕には、「日本語がペラペラになった」
外国人の知り合いが何人かいます。
過去に「広告文のお仕事」を手伝ってもらったとき、
打ち合わせでこんなことを聞かれました。
「親しげに書く?」
「かしこまった表現がいいの?」
「相手は男性なんだね?」
・・・うん。コレ大切なことだな。
って感じましたのよ。。。(≧ε≦)
生活者の消費行動がどんどん変化しているのです。
昔から言われている「お客様の側に立つ」という表現。
これが、より一層大切な時代になったと思います。
そうそう、例の「爆買い」ツアー。
参加者さま方は「おみやげ」も買いますが、
現地での「体験」にも興味を持ち始めているようです。
「モノ」だけ売ってると、すぐ飽きられるかもしれません。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス㈱
田中みのる
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