「仮説」というものをちゃんと考える
魔法の杖はありません
販売促進の世界で、
「コレをやったら絶対、確実に売れます!」
な~んてことはありません。
そんなことがあるなら、世の中の企業は皆それを取り入れて、
全ての企業が売り上げを上げる。
というあり得ない現象が起こることになります。
そんな「魔法の杖」のようなものはどこにもありません。
いろいろなセミナーで、はたまたWeb上で、書籍で、
「知識を得よう」とするならあらゆる所に役に立つ情報があります。
皆が簡単に知識を得ることができる便利な時代です。
以前に比べれば楽に情報が得られる時代だからか、
その「知識を得る」ことだけで満足してしまっている人が時々見受けられます。
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仮説を立てるために知識は必要
ことマーケティングの場においては、「絶対に売れる」はありません。
あるのは、
「これは絶対役に立つんじゃないかな?」
「これなら絶対に喜ばれるんじゃないかな?」
という仮説です。
仮に「絶対売れる」という情報があるならば、
それを知識として得れば、
実際の行動は単なる「作業」となり、
そこに「考える」という行為はありません。
しかし「仮説を立てる」ためには、「考え」なければなりません。
「仮説を立てる」=「考えるということそのもの」と言えるでしょう。
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こう言うと「じゃ、知識は必要ないんですね。」と、
極端な返答(質問?)をされる方がいらっしゃいますが、
考えるという行為には知識も必要です。
そもそもマーケティングの場において、
あなたはなぜその知識を得ようと思ったのか?
自社および自社製品に置き換えたとき、
何か問題意識を感じたからでは無いのか?
ナゼ?なぜ?何故?を繰り返してみると、
問題の起点が浮かび上がったり、
全体像がみえてきたりして「深く考える」ことにつながります。
そして、その知識を活用して、
「・・・ということは、こう考えられるかな?」
「だから、どうなの?」
と、さらに後の予想をしてみる。。。
これこそ、仮説を立ててみる。ということ。
後の予想には、ナゼ?なぜ?何故? で深く考え導き出した問題点(問い)や
見えてきた全体像などが反映されるのは当然です。
こうやって、ひとつの事柄に対し、
なぜ? だから? ・・・ということは? と考える。
つまり、仮説を立てる。
これが一番大事なことだと思うし、
僕の話を聞いていただいた方には実践して欲しいと思っています。
そして、「仮説」を立てたなら、行動です。
行動についてはこのブログでもたくさん書いているのでここでは触れませんが。。。
いくら深く考えても、行動しないとその考えは存在さえしていません。
ここでの「考える」は行動するために考えるということです。
行動しないのだったら考えても仕方ありません。
だってその考えは世に出ることは無いのですから。。。
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【今日のポイント】
→ 「知識」は活用するもの
→ 「仮説」=「考える」
→ ナゼ?なぜ?何故?を繰り返す
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる
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