重視すべきは「義務」と「責任」を深く理解する「教育」だと思う。

ある小さな子供たちの会話。

子どもA:「ねえ。『大人』になったって分かるのはいつなんだろうね?」

子どもB:「『子供に戻りたい』って思った時じゃない」

どこで聞いた小話か忘れましたが、
いろんな気づきがありますよね。(笑)

「成人」とは

選挙権が18歳に引き下げられたことは記憶に新しいですね。

先の選挙では、18歳・19歳の選挙率は
全体平均よりも低く、それもニュースになりました。

今年はもしかすると
「成人年齢」が「18歳」に引き下げられるかもしれません。

決定すれば、約120年ぶりの大改正です。

更に同じくらい年数をさかのぼると江戸時代。
その頃の日本では、

数え年で12歳から16歳の男子が
「元服」というある種の成人式の儀礼の後「大人」として扱われました。

早いで有名なのは「伊達政宗」11歳。

遅めなのは「真田幸村」20歳代になってからとのこと。

いろんな特殊な事情はあったでしょうが、
この時代まで「成人年齢は明確に決まっていません」でした。

つまり多くは「周囲が認めて」大人の仲間入りをしたのです。

元服すれば、髪型と名前を変えるので、
「周りからも分かり」大人として扱われるのです。

自身で多くのことが決められる権利を得る反面
その行動に義務と責任を負うようになります。

たぶん当時の「新成人」は「大人になる瞬間」を
明確に感じていたのではないでしょうか。

「民法上の成人」

もうすぐ始まる国会で法案が通れば、
「民法上の成人年齢が18歳」となります。

国が認めるんですから、
親の同意がなくても「結婚」できますし、
「クレジットカード」も作れます。
スマホも自由に「契約」できますね。

そしてそれらの契約は簡単には取り消すことは出来ません。

そーゆー重みを今の大人たちは「教えて」きてるでしょうか?

日本の教育にとやかく言うつもりはありません。

が、事実として「点を取るための勉強」が主で、
「実社会を生きるための勉強」が少ないと思う。

「そこは家庭ですることでしょう」と言われるかも知れません。
反論はしません。

だって長らく日本はそうしてきたから。

今年の成人式で嫌なニュースが流れてました

成人式に予約していた晴れ着を
着ることが出来なかった新成人が多数いたそうです。

せっかくの記念日の思い出に傷がついちゃった感じですね。

ご本人もですが、その日を喜ぶ親御さんもショックだったと思います。
せめてお金の面だけでも少しは保証されるといいのですが・・・

くだんの業者の行動は確信的な約束破棄を感じます。
その業者を選んだ自己責任。とは言い難いひどさですよね。

そんな中「その業者の博多支店」では一部の従業員が自発的に
出勤し新成人への晴れ着の提供に奔走したそうです。

ある種の責任感からの行動でしょう。
ひどい澱みの中に一筋の救いを感じました。

早く大人になりたいと思われるようにしなきゃ

冒頭の「子どもB」は大人たちを見て「世知辛い社会」を予測しているんでしょう(^^;)

いや、苦笑いで済ませちゃいけないっすよね。

僕たち大人が輝いて、
「早く大人になりたいな」
なーんて子供たちに思ってもらわなきゃイカンですよね。

今がんばってる大人たちは「笑顔で元気に働いてる姿」を見せる事で
社会教育を提供することになるんじゃなかろうか??

だから僕は
がんばっているビジネスマンを笑顔にしたい!!!

って思うんです。

改めまして、
新成人のみなさまおめでとうございます!!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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