「届けたい相手」がいるから出す情報なのに・・・

先週も、コンサルティングやセミナーと
たくさんの人と関わらせていただいて幸せな日々を過ごしております。

そんな中、ある企業さまで
販促物のコピーライティングの案を皆で考えておりました。

数人のスタッフさまとミーティングしながらの現場だったのですが、
出てくる案が

「自社製品のここがスゴい!」

「○○○でこの凄さを実現しました!」

といった、「自分たちが言いたい事」中心、
それも専門的な用語を並べ立てていたので、

「その案も良いけど、違った視点からも考えてみましょう。
例えば、なぜそのスゴさを実現させようと思ったのか?
そのスゴさを手に入れたらどんな喜びを感じるのか?
どのように役だったと思ってもらえるのか?
受け取る相手側の視点から考えてみましょう。」

と、投げかけたところ、多少困惑の雰囲気。

「いやいや、この製品の価値はこれでしょ。これしかない!」

というご意見なのですが。。。

具体的な製品名、専門用語をここで書くことができないので、
ちょっとわかりにくいかも知れませんが、
どう考えても普通の人はわからない言葉、
「聞いたこと」はあるけど、それは何なのか知らない人の方が
圧倒的に多い言葉を使っている。

これはやっぱり考え直したいですよね。

その情報を受け取る側のことを考えていない。

でも業界の常識に染まっている人には、
自分にとっては「普段から普通に使っている」あまりにも身近な言葉で、
僕から言われるまで気づかなかったんですね。

もう一つ、

「この製品のここがスゴい」というスペック・機能を伝えて悪いとは言いませんが、
それを伝えた相手が「自分の価値」へと変換できるかどうか。。。

このときの言葉はそれを微塵も感じることができなかったのです。
その情報を受け取る側のことを考えていない。

スペック・機能、いわゆる事実を伝えることが全てダメだとは思っていません。
それが受け取る側の価値に変換できるのであれば。。。

例えば有名な「ダイソン」のキャッチコピー。

「ダイソン。吸引力の変わらないただひとつの掃除機」

少し前のキャッチコピーなのですが、
耳に残っている方は多いと思います。

これ、事実しか言ってないんですよね。

でも手に入れたときの価値を感じることができる。

素晴らしいキャッチコピーだと思います。

こういった可能性を感じるコピーで無い限り、
やっぱり違った視点からのコピー案が欲しくなりますよね。

この時点ではあくまで案なので、
決めつけないでいろいろな視点からの案も出してみるのも必要です。

この「専門用語」がわかる、スペックだけで「価値が伝わるような人」
がターゲットであれば、
最初に出たコピー案は優れたものかも知れません。

とにかく忘れないでいただきたいのは、
届けたい相手がいるから出す情報なのに、
いざその情報に取りかかると、
受け取る相手のことをすっかり忘れてしまっているということ。

受け取る相手がその製品・サービスを手に入れた後に喜びを感じる。
役に立ったと思う。

そういう価値を感じる内容でないと届ける意味がありません。

あなたが思っている「その価値」が相手に伝わらなければ、
ただの自己満足を作り上げていることになってしまいます。

限られた枠の中(例えば、会社・業界、今までのやり方)にいると、
見えなくなるものが出てきます。

そういう枠のことを常識という言葉でくくっているのかも知れません。
会社の常識とか業界の常識ってヤツですね。

価値を広く伝えるには、
そういう常識の外側に視点を置いて眺めてみることが必要になっていると思います。
コピーライティングの現場の些細なことでしたが、そんなことを感じました。

【今日のポイント】
→ スペックがスタートでもいい
→ 専門用語は避ける
→ 相手に伝わるか?が大切

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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