技術の継承って「現場」でないと引き継げないものもあります。

昔、高齢の先輩に教わった、

緩まないけどほどきやすい「紙ひもの結び方」

ってのが、生活の中でも役立ってます。(^^)

あの頃、「次の人のこと考えて仕事せえよ」ってよく言われていました。

プロは訓練も本気

本日、都内を歩いていまして、

「消防訓練」の現場を見かけました。

一般の参加者はちょっと笑顔もこぼれて、
なんだか和気あいあいとした感じで・・・

数人同席していた「消防隊」方は、
それはそれは真剣な表情、雰囲気で、
さすがプロ。

そう感じました。

廃ビルや廃校での訓練

各地で時々行われる「消防訓練」で
一般人が全く参加できない、

「ガチの訓練」というのがあります。

取り壊しの決まった、「廃ビルや廃校」が訓練場所。
ニュースなどで見た人もいますよね。

あれって「本番と同じ状況」での訓練が行われるそうです。

要救助者を見つけるための訓練から始まり、
壁や床のコンクリートを粉砕して突入する訓練、
窓ガラスの飛散を考慮した破壊。からの進入。

などなど。

報道が入らないときはさらにいろいろ「ガチ」とのことです。

「壊していい」場所だからできる、
命を救うための「実際の作業」

機材の使い方は分かっていても、
実際に使うことで、「思ったよりも・・・」
の経験ができることが良い所なのだそうです。

技術の継承の場にもなる

消防の現場でも「高齢化」していて
ベテラン隊員の退職による技術の消失が問題になっています。

今ほど「ハイテク」な機材もなかった時代から、
1秒を争う現場で多くの経験を積んできたベテランたちは
文字通り「手際がいい」のです。

多くの経験からくる「ノウハウ」が山盛りなのです。

もちろん、その人たちから「教われること」は教わります。

が、教える方にすると、

「毎回、同じ現場なんかない」

わけだから現場でしか思い出さないこと(テクニック)もあるはずです。

だからこそ、

この「実際の現場での作業」が再現できる訓練は素晴らしいなと思います。

僕も郵便局員時代に年配の職員さんに現場で教わったことは、
新人研修で教わったこと以上にお仕事に役立ったものがいっぱいあります。

危険も伴う消防隊の皆さまのお仕事に並べて
お話を展開するのは恐れ多いですが、

ツールも便利になるし「時代が変わっていく」
だからこそ「残さなければいけないノウハウ」もあるはず。

なんて思います。

【今日のポイント】
→ 「知っている」と「やったことある」は違う
→ 工夫は経験から生まれる
→ ノウハウの伝承はハイレベルの維持に必須

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ライズマーケティングオフィス株式会社
田中みのる

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コメント

  1. 鈴木 瑛子 より:

    5/31の講座に参加した者です。
    ちゃんと名乗らず帰ってしまったと思います。失礼しました。
    製造現場→広報に関わった経緯から、この記事に親近感をおぼえたのでここにコメントしていきます。
    販促の仕事を体系的にするノウハウを習得するのが目的でしたが、講座の熱意で元気ももらいました。ありがとうございました。

    • minoru より:

      セミナーご参加ありがとうございます!!
      製造現場におられたらなおさら感じるところが多いのでしょうね。。。
      鈴木様に何らかの気づきを提供できたなら、
      本当にうれしい事です!!
      今後ともよろしくお願いいたします!!

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